書籍をいただきました
司法書士の先輩から書籍をお譲りいただきました。
登記の月刊専門誌600冊超です。
収めるための本棚を購入し、無事にきれいに収まりました。
若手の後輩の支援のため、と無償でお譲りくださったお気持ち
がとてもありがたく、お気持ちに応えるためにもしっかり仕事を
しなければいけません。
司法書士の先輩から書籍をお譲りいただきました。
登記の月刊専門誌600冊超です。
収めるための本棚を購入し、無事にきれいに収まりました。
若手の後輩の支援のため、と無償でお譲りくださったお気持ち
がとてもありがたく、お気持ちに応えるためにもしっかり仕事を
しなければいけません。
池井戸潤さんの『かばん屋の相続』を読みました。
中小企業の事業の継続と承継について、また、
経営の難しさについて、銀行員の視点から語られる
短編集です。
なかでも、表題となった「かばん屋の相続」は、
実在する老舗のかばん店の事業承継をめぐる裁判を彷彿とさせます。
事業に関わるお子さんやご兄弟が複数いる中小企業経営者の事業承継は、
ときに深刻な事態となります。
自社株の分散を防止し、事業承継を円滑に行うための民法の特例が
存在しますが、広く知られた制度であるとは言えません。
あまり知られていない制度を選択肢として提供することも、専門職の
大切な役割のひとつです。
同時に、お客様に予想されるリスクを身近に感じていただくこと・
分かりやすく説明することも私たち司法書士の大切な役割です。
『かばん屋の相続』その他の相続関連の書籍は、事務所で貸出しを
しています。
お立ち寄りの際はお気軽に、借りていってくださいね。
山崎豊子さんの『女系家族』を読みました。
生前に虐げられた婿養子が、遺言を2通つくり提出時期を
ずらすことで、死亡時に胎児だった非嫡出子を守り、
相続についても遺志を貫いた、というお話です。
これほど戦略的に遺言を利用するというケースは、
実務ではあまり聞いたことがありません。
ただ、生前には伝えづらい思いを「遺言」にして、自分の死後に実現したい、
という願いは多くの方にあるかもしれませんね。
主人公が活用したのは自筆証書遺言。自分で簡単に書くことができますが、
形式が整っていなければ無効になってしまいますので、注意が必要です。